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ラーマヤナ ラーマが行く 
  -タロットの原型ラーマヤナ・カード付


9世紀のジャワ島のプランバナン寺院、12世紀のカンボジアの アンコール・ワットでは、
浮彫りにされたラーマが、壁から躍り出 るようにして、お参りする善男善女を迎えてくれます。
タイの仮面劇コーン、ジャワのラーマーヤナ・バレエ、バリ島の ケチャは、
それぞれにくっきりとした味わいのあるラーマ劇です。
タイの伝統格闘技ムエタイは、ラーマを開祖とし、全部で108 あるとされる決まり手にも、
その動きに応じて、ラーマーヤナから 採った名前がつけられています。
たとえば、両手によるアッパーカッ トは「指輪をささげるハヌマーン」、
相手の蹴ってきた足に飛び乗 る「ランカーに渡るラーマ」など。
それらの技を並べれば、ラーマー ヤナの全ストーリーをカバーしてしまいます。
じつは、インドのヨーガのアーサナ、いわゆるヨガのポーズも、
そうなのです。『ラーマーヤナ』にちなんだポーズがたいへん多い。
でんぐり返しになり、足先を床につける「犂 すき のポーズ」は、
シーターが生まれてくるところ(カードF)。
おしりを支点にして、上体と脚を上げる「舟 ふね のポーズ」は、
王国 を追放されたラーマとシーターとラクシュマナがガンジス河を渡る シーン(カードH)。
両脚を前後に伸ばし、おしりを床につける「ハヌマーンのポーズ」 は、

ランカーに向って空を翔るハヌマーン(カードP)。
あお向けになり腰を両手で持ち上げる「橋のポーズ」は、そのラ ンカーに架けた石の橋(カードS)。
そして、足を弓の弦【るびつる】に見立てて弓を引く仕草をする「耳まで引く 弓のポーズ」は、
ラーヴァナを撃つラーマ(カード)。
ダンサーが『ラーマーヤナ』を舞ってラーマを追体験するように、
ヨーガ行者はラーマのポーズをして、ラーマに瞑想する――つまり、
心のなかでラーマを舞って彼を追体験するのです。
「ラーマが行く」は、3000年をつらぬく物語です。
100年 間読み継がれる小説がいくつあるかを考えると、
これはたいへんな ストーリーということになります。
毎年秋に祝われるディーワーリーは、富と美の女神ラクシュミーをまつり、
ラーマが復権を果たしたことを祝うインド最大のお祭り。
インド各地で、大がかりなラーマ劇が演じられます。現実と叙事 詩の世界が、
コーヒーとミルクのように回転しながら溶け合っていきます。
各人のなかで、 『ラーマーヤナ』的状況が再現されるのです。
『ラーマーヤナ』は、ヒンドゥーびとの血肉に溶けている。
かれ らの集合的な無意識といってよい。
人生に必要なことは、すべて 『ラーマーヤナ』から学ぶ、とかれらは云います。
ラーマの何が人びとを引きつけるのでしょう?
「ぶれない心」。
「折れない心」。
「先を見据える」。
「忍耐」。
「信頼」。
「ファイティング・スピリット」。
そして「冒険心」でしょうか。
ともあれ、今もインドの人びとは、ラーマを「演じ」、
ラーマを「観て」、ラーマを「感じ」、ラーマを「念 【るびおも って】」、
「ラーマの力」を取り もどすのです。

 



※カード画面をクリックすると大きな画像が出ます。


 

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