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トランス・ヒマラヤ密教叢書

『至聖への道』─トランス・ヒマラヤ密教の行法─

 
5 試補の道

1 試補道の途上にある者はその間、主として、自分自身を学ぶこと、自分の弱点(複数)を確認すること、及びそれらの弱点を矯正すること、を教えられる。

 彼は初めは不可視の援助者として働くことを教えられる。一般的には、この種の仕事に数回にわたる生れ変りの期間があてられる。

 その後進歩するにつれてもっと選ばれた仕事に移される。

 彼は聖なる叡智の初歩(複数)を教えられ、学びの殿堂の最終学級(複数)に入学させられて大師に知られるようになり、大師の弟子たちのうちの一人(一定の教えを受けるために)薫陶を受けるようになるか、または(稀に見るほどの前途有望な人物であれば)イニシエイトの薫陶を受けることになる。(『イニシエイション』六四頁)

・訳注

…不可視の体をまとい、緊急な危機にある人間を救ったり、或いは、戦乱等で急死し、死後の意識がなく自失している者を覚醒させて本人がいわゆる死後の霊界にいる事を悟らせる等の奉仕に携わる試補をいう。『不可視の助け手』田中恵美子訳(竜王会)。

…無智の殿堂。「聖なる叡知」に全く無智の人々が、それぞれの教育や体験を通して、その人なりの学習をする一般世界。学びの殿堂[叡知の初歩を学ぶ「学び登。叡知の殿堂[同叡知を本格的に学ぶ「学舎」。

2 その者は試補の道に立っている。これから先何があるかはまだ知らぬ。ただ激しい熱願と、生得の聖なる欣求とを意識するだけである。

 彼は知ることを熱望しつつ、常に自分よりも高度の誰かまたは何かを夢みつつ、善き事を行ずることを切望する。

 これはすべて、人類への奉仕の中においてこそ、夢に描くゴールに達し、理想像は現実となり、み熱望は実を結んで満足となり、熱願してきたことが次第に視野に入ってくるとの深い確信によって支えられている。(『密教瞑想に関する書翰集」三六頁)

3 試補は、感情の面で、マインドの面で、自分自身をよく備え(即ち、アストラル体とメンタル体とを浄化・コントロールして…訳者注)自分が密教的な意味で加盟しているグループに対して貢献するものをもっていると悟り、かつそれを実証しなければならない。

 このことについて熟考するがよい。学徒が受け容れられた弟子や試補になれば何が得られるのかについて強調されすぎることが間々あるからである。

 わたしはここで敢えて断言する、彼がこの階段に達するのは、彼が、何か与えるもの、グループの長所・美点をその分だけ増やすことになる何かを、大師方が人類を救援のために探し求めている、利用可能な装備(アストラル体、とメンタル体などの能力─訳注)につけ加える何かを、そのグループの豊かな色彩を更に増やす何かを、獲得するようになって初めて可能なのである。

 それが可能となるのは次の二つの方法によるのであり、両者は相互に作用し合っている。

1学習と応用とによって、アストラル体とメンタル体との内容を身につけると、

2身につけたら、それを物質界層での人類への奉仕に活用し、そのことによって、その学徒が何がしかの与えるものを持っていることを、じっと見詰めているハイラーキーの目に実証すること、である。

 彼は自分自身のために掴み取ったり、手に入れたりするよりも、むしろ、恩恵を施す者、奉仕者となることこそが、自分の唯一の望みであることを示さなければならぬ。

 この与えんがために入手する生涯は、その報いに、瞑想中に感触するアイデイアを得、かつまた、インスピレイションとして高位のメンタル・レベルとブッディ・レベル[共に複数]とより注ぎ降るもの(そのいずれも密教瞑想の結果である)を得る。(『密教瞑想に関する書翰集』二六九─二七〇頁)


 
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